ビジネスの始め方 「プロダクトアウト」と「マーケットイン」
ニーズの優先度?プロダクトアウトとマーケットインという考え方
ビジネスを開始するときの始め方で「プロダクトアウト」と「マーケットイン」という2つのワードが登場することがあります。自身のビジネスがどちらに当てはまっているか、に注意が必要です。
プロダクトアウトになっている例
サービス提供者「これできる!こういうの作ったら売れそう!」
サービス提供者「作りました!どうだ!」
客「・・・」
サービス提供者「え...反応ないんだけど...」
つまりプロダクトアウトとはビジネスを開始するとき、サービス提供者の持つ元々のリソース(技術・設備など)を元にビジネスを決定する考え方です。
マーケットインになっている例
客「こういうのがほしい」
サービス提供者「ありますよ」
客「これこれ!ヤッター!」
つまりマーケットインとは需要がある市場を見極めてビジネスを開始するという考え方です。
ニーズを元にビジネスを開始することが最適か?
マーケットインの成功率は高いのですが、極端な思想化には注意が必要です。特にテレビ番組の企画で「お客様の声に耳を傾けて真摯に対応して大成功しました!」がピックアップされ、マーケットインが万能な手法と認識されがちな風潮があると思います。マーケットインの考えを持ってビジネスを行っていく危険性として「多様な要望に応えてターゲットがぶれる場合がある」ということです。
「プロダクトアウトorマーケットイン」の結論
プロダクトインがいいのか、マーケットインのどちらかいいのか?といった質問への回答は、「まず二元論的な考え方をやめる必要がある」となります。ビジネスはきっかけはプロダクトアウト・マーケットインの双方向からアプローチして、方向性を決定させることが現状のベストです。